「調理法」と一括りに言っても、やっていることは同じではありません。焼くことと、出汁を引くことと、味を決めることは、動かしている対象が違います。
この層は7つの領域に分かれています(熱だけは「理論」と「方法」の2領域に分かれます)。どこに何があるかの地図です。
調理法は「何を動かすか」で分かれる
| 何を動かすか | 領域 | 記事数 |
|---|---|---|
| 熱 | 火入れの理論 / 火入れの方法 | 9 + 15 |
| 水 | 水分の制御 | 4 |
| 成分 | 抽出 | 13 |
| 味 | 調味 | 2 |
| つながり | ソース | 14 |
| (現象そのもの) | 調理科学 | 47 |
熱を動かす
- 火入れの理論まとめ — 熱をどう伝え、温度をどう読み、外したらどう戻すか(9本)
- 火入れ9つの方法まとめ — 焼く・煮る・蒸す・揚げる…操作そのものの分類(15本)
理論と方法で分けてあります。 前者は「なぜそうなるか」、後者は「どうやるか」です。
水を動かす
- 水分の制御 — 保存の劣化は水の引っ越しで説明できる(4本)
成分を取り出す
- 抽出 — 何が溶けるかと、加熱できるかの2軸(13本)
出汁・フォン・果実酒・ハーブビネガー。水・油・酒・酢・砂糖という溶媒ごとに、取り出せるものが違います。
味を決める
- 調味の設計まとめ — 何を足すか・いつ足すか・先に合わせておくか(2本)
つなぐ
- ソースの種類まとめ — 味の出所・濃度・味の輪郭の3つで決める(14本)
現象そのものを知る
- 料理の科学まとめ — 何が変わるかで整理する調理現象と、動かせる5つのレバー(47本)
この層で最大の群です。操作ではなく、操作したときに食材の中で起きていることを扱います。
この層の位置づけ
このサイトは料理の知識を依存関係のある層として並べています。調理法はその中央にあります。
| 層 | 何を持つか | |
|---|---|---|
| 下 | 原材料 | 食材と調味料そのものの性質 |
| 下 | 下準備 | 使える状態にする操作 |
| 中 | 調理法(この層) | 加熱・調味・抽出などの中核操作 |
| 上 | 料理 | 料理として成立する概念 |
| 上 | レシピ | 具体的な実装 |
| 横 | 料理体系 | 文化ごとの語彙と実装 |
この層は文化を問いません。 メイラード反応も浸透圧も、どの国の料理でも同じように起きます。 文化ごとの呼び名と作法は料理体系の側にあります——たとえば「焼く」1語に対して、フランス語は11の名前を持っています。